嚥下機能について 〜「食べる」とは〜

こんにちは!

最近、ほうじ茶を飲みながら1日を過ごしております。

3月にコロナに罹った時に、実家から送られてきたほうじ茶です。

やっぱり、ほっとしますよね🍵

前はコーヒーを飲んでたんですけど、水分の摂取量が足りないことに気付いて、ほうじ茶生活にしました。実にほっこりしております🍵

さて!今日は嚥下機能について書いていきます!
最後までお付き合いの程よろしくお願い致します!

“嚥下機能”ってなに?

嚥下機能とは、ズバリ!「飲み込む」ことです。

脳卒中後の後遺症や、加齢によって出てくる症状として、『嚥下機能障害』と呼ばれるものがあります。

普段は考えもしないですよね「飲み込む」ことなんて。

そのくらい私たちが当たり前のようにしている、“飲み込む”という作業。

これは実は、さまざまな器官が適切に、絶妙に働くことで可能になっている、歯車を噛み合わせていくような作業なのです。

歯車は1つでも欠けてしまうと、うまく機能しなくなります。
同じように、「飲み込み」に関係する機能が1つでも欠けてしまうと動作が障害されてしまいます。
そういった症状は主に「嚥下機能障害」、又は「嚥下障害」と呼ばれます。
同じ意味として、摂食・嚥下機能障害、摂食・嚥下障害、摂食機能障害と言われることもあります。

私たちの「食べる」システム

“嚥下機能”と言っても、実はさまざまな段階があります。『嚥下機能障害』と一括りに言われますが、どこが障害されているのか、見極めて対応する必要があります。

嚥下機能の段階は、①認知期 ②準備期 ③口腔期 ④咽頭期 ⑤食道期 という5つの期に分類されます。

食物の位置によって「相」として分類されることもありますが、今回は「期」で説明していきます☆

①認知期

突然ですが、こんなことありませんか?

○ごはんを作っている音を聞いたらお腹が空いてきた

○おいしそうなにおいを嗅いだらお腹が空いた

○好きなごはんのメニューで食欲が出た

これらは、認知期に関係する身体の反応です。
におい、音(ジュージューやぐつぐつ等)、見た目等の情報により、目の前にあるものが『食べ物である』と判断されると、つばの量が増えたり、急にお腹が空いてきてお腹が鳴ったりします。

食事に向けて身体の準備を整えるために、認知期は非常に大切な段階です。

意識障害がある方や、認知症の方は、この認知期から障害されていることがあります。

「それが食物であるかどうか」を判断する能力が欠如すると、食物ではない物を食べてしまう(異食)行動に繋がります。食物の認知が上手くできていないと、身体の準備も不十分であり、無理やり口へ入れて食べさせてしまうと誤嚥*のリスクが高くなります。

誤嚥:肺へ食べ物が入ってしまうこと(別のページにて詳しく説明します☆)

小児の場合で言うと、食事への注意が向かずに無理やり食べさせたら吐き出した、ムセた、なんてことが起きる可能性があります。

(捕食)

食物を口に取り込む段階です。

❶ 手を使って口まで食べ物を運ぶ

❷ くちびるや歯をしっかりと閉じて食べ物を口へ取り込む

捕食動作はたった2つの動作ですが、腕や口の周辺に麻痺があったり、感覚が鈍くなっていると難しさが生じます。

②準備期

さぁ、食べ物が口の中に入りました。次は…、そうです、咀嚼(そしゃく)です!

突然ですが、ここで問題です!

次のうち、『咀嚼』動作に含まれるものはどれでしょう?

⑴ 食べ物を小さくバラバラにする

⑵ 食べ物をつばと混ぜ合わせる

⑶ 飲み込むための“まとまり”(食塊(しょっかい)と言います)を作る

正解は、全部!
咀嚼は、ただ噛むだけではなく、食べ物を飲み込みやすい形にまとめる動作なのです。
しかも、咀嚼動作のためには、歯だけではなく、顎も、ほっぺたも、舌も使うんです。実はなかなか大変な作業なんですね。

顔を真ん中で切って横から見た図です。

さてさて…、食べ物のまとまりも作ったし、そろそろ飲み込むのかと思いきや、まだ飲み込みませんよ〜!

食べ物のまとまり(図の黄色い部分)を、口の奥の方へ運びます!

くちびるをグッと閉じて、舌を図のように動かして食塊を奥へ送ります。

この時、のどちんこ又はのどびこ(口蓋垂と呼びます)が働いて、鼻とつながっている道を封鎖します。

普段、ただぶらぶらしてるだけかと思いきや、働き者ですよね!

③口腔期

そして、

さらに奥へ送り込みます〜!

今ちょうど、食べ物のまとまりがある辺りを『咽頭』と呼びます。

④咽頭期

来ました!咽頭期!

これはまさに、“嚥下反射=ゴックン”の時期です。

咽頭から食道へ一瞬(約0.5秒)で食べ物を運びます!

行きますよー!

のどに現れた白っぽい三角は、飲み込みのキーマンの骨と軟骨です。(今まで割愛していてすみません。)

上の方の骨が上がると(下の方の軟骨も上がり始め)、

のどの奥の突起のような部分が下がり始め…

ペコっと下を向いたかと思うと、

滑り台のように食べ物を食道へ滑り込ませます!

そして

一瞬で滑り込ませた後、またもとの位置に戻ります。

この瞬間が、私たちが『ゴックン』と呼んでいる動作になります。

いかがでしたか?
カラクリみたいですよね。のどの骨が上に上がることによって滑り台が発動するのです。

逆にいうと、滑り台が上手く発動できなければ、食べ物は食道へ滑り込めません。
そうすると、気管や肺の方へ食べ物が入ってしまう=誤嚥(ごえん)となってしまうのです。

⑤食道期

食道に入ってきた食べ物を胃へ送る段階です。

とうとう食べ物が胃に届きます!

これで、やっと「嚥下」完了です!!

お疲れ様でした!!

嚥下機能障害について

脳卒中後の後遺症として嚥下障害を呈される方は非常に多くいらっしゃいます。

・寝たきりの時間が増えたことにより、筋力が低下し、飲み込みのパワーが落ちた方

・麻痺により、口を閉じることや舌を上手く動かすことが難しくなった方

・脳の、嚥下機能を管理する部分がダメージを受けてしまい、全般的に障害された方

・意識障害がある方

例に挙げた症状は、みなさん同じように『嚥下障害』と呼ばれます。しかし、原因・症状はそれぞれ違います。

『嚥下障害』ということばに惑わされず、「どこが」、「どうしてできないのか」、「どうすることで回復が望めるのか」をしっかりと理解することが非常に重要です。

嚥下機能は、加齢によっても低下を認めることがあります。
簡単にできるチェック項目がありますので、やってみてください☆
別のページで紹介します!

あと、嚥下機能について、わかりやすい書籍等も今後紹介できるよう、勉強しておきます!

今回はここまでで終了です!最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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